本文
『五十嵐養庵先生語類文集上下巻』は、孫の矢部直言が編集したものである。序文を中野義都が書いている。
序文の内容は、養庵が藤樹の学を慕って京都に赴き、岡山先生にその真髄を得て帰郷し、それを伝授し、学ぶ者多くを教えたということ。孫の矢部直言が祖父養庵の志を継承し、藤学を篤く信奉し、井上国直や義都をよき友として藤樹学を学び伝えたことを述べている。
文集の内容は養庵が諸生・門人に語った言葉や書簡を編集したものである。祖父養庵が岡山先生の門人として藤樹学を信奉し、京都や江戸の先覚と書簡を通じ交流し合い、楽を触発され、種々の疑問を解いていたことや、自分はその子孫の一人として、これを後世に伝え、子孫が永く祖父の志を継ぎ、諸先覚の教えに従っていくことが孝敬につながり、弟慈にかなえばなにより幸であると述べている。
内容は以下のとおりである。(※)は別項に掲載した。