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喜多方市は蔵のまち、ラーメンのまちの観光地として全国的に有名ですが、基幹産業は農業です。その農業の持つ教育的価値を見直し、現在の学校課題(「豊かな心」「社会性」「主体性」の育成)を解決していこうと考えています。
将来、喜多方市の子どもたちが農業のよき理解者、支援者になってくれることを期待しています。
部分的な農業体験ではなく、土作りや追肥、除草など一連の農業活動に取り組みながら作物を育てます。
一連の活動を通して、「心の教育」「自然との共生」「食育」「環境」について学んでいきます。
小学校3年生から小学校6年生までです。
学校によって35時間あるいは45時間の時間を充てますが、学年による差はありません。
農業科の時間は、「総合的な学習の時間」を削減して充てます。
市内には全部で22の小学校がありますが、実施初年度の平成19年度は、現在農業体験活動で使用している圃場の広さ、児童数、地域の方々の支援の実態を考慮して選考された3校で実施します。
実施校は今後できる限り増やしていきたいと考えています。
「なすことによって学ぶ」精神に基づき、農作業の実体験活動を重視した教育を展開する。
◇小学校3年生
1年間の農作業の体験を通して、継続して作物の世話をすることの大切さを学ぶことができるようにする。
◇小学校4年生
農作物を育てるためには、土作りや苗作り、除草等個々のきめ細かな作業が大切であることを理解できるようにする。
◇小学校5年生
1年間の農作業を通して、食と健康との係わりについて学習し、食を守るための農業の大切さについて理解することができるようにする。
◇小学校6年生
1年間の農作業を通して、自然界には様々な生命が息づいていることや環境を守りながら自然と人間が共生することの大切さを理解することができるようにする。
国語科や算数科と同じように農業科についても学級担任が指導します。
しかし、小学校の教員は農業の専門家ではありません。そこで、農業の専門家である農業科支援員や地域の農家の方の応援を受けながら農業科の学習を進めていきます。
農業学習のあり方や指導計画について、喜多方市農業科委員会で検討しながら決めていきます。
小学生が本格的に農業に取り組もうとしても、機械を使った耕運や水田の水の管理等、小学生にはできないことがたくさんあります。そこで、農業科支援員は小学生ができない部分を補っていきます。
農業科支援員は、作物を育てる専門家です。作物を育てる家庭で大切なことを子どもたちに教えたり、作業を手伝ったりしながら、しっかりとした作物が収穫できるように子どもたちを支援していきます。
それぞれの学校には、これまで各学校の農業体験活動を支えていただいてきた保護者や地域の方がたくさんいます。その方たちを教育委員会が委嘱し、各学校の農業科支援員になっていただきます。
農業科で使用するテキストは、平成20年度配布を目指して、平成19年度中に喜多方市小学校農業科テキスト作成委員会で作成していきます。
農業科の目標および各学年の指導内容に照らし合わせ、今後、評価基準を作成していきます。
評価は総合的な学習と同様に記述式で行う予定です。