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上堰棚田(うわぜきたなだ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

上堰棚田(うわぜきたなだ)

石上峠地区

 上堰棚田は喜多方市山都町の本木・早稲谷地区にある、総面積約6ヘクタールの棚田です。急傾斜の山腹にきれいに整備された棚田は壮観な景色となっています。この景色を支えているのは、田んぼに水を供給する本木上堰(もときうわぜき)と呼ばれる全長6kmにも及ぶ水路(堰)の存在です。また、それを守る農業者、地域住民やボランティアの方々の存在によって、山の上部にまで田んぼが拓かれ、美しい風景が造られています。

 令和3年2月25日 国の棚田地域振興法に基づく「指定棚田地域」に指定されました。
 令和3年3月      「日本農業賞 食の架け橋部門」 奨励賞受賞
 令和4年2月14日 「つなぐ棚田遺産 ~ふるさとの誇りを未来へ~」に選定されました。

上堰棚田 ~ ボランティアと共につなぐ本木上堰と棚田 ~

 平成17年に発足した「堰と里山を守る会」が中心となり日常の維持管理を行ってるほか、「石上峠棚田クラブ」による棚田オーナー制を実施するなど、地域内外の有志により維持・保全・活用がなされています。

 「上堰棚田地域振興協議会」では、棚田オーナー制の実施や棚田米、棚田米を活用した日本酒「上堰米のお酒」の製造をはじめ、地域外から多くの有志を集める堰さらいボランティアの実施や老人クラブとの協働により運営される地元農産物の直売所の設置、また、地元の子どもたちとともに実施している生物調査や植物調査など、棚田や堰を核とした様々な取り組みが行われています。

 こうした関係団体の取り組みにより、地域内外での関係人口が増加し、地域には活力が生まれ、多くの人々によって棚田と里山の美しい風景が守られ活かされています。

上堰集合写真上堰米のお酒上堰米

本木上堰(もときうわぜき)

 本木上堰とは、喜多方市山都町の本木・早稲谷地区にある水路(堰)です。江戸時代中期に作られたといわれており、全長6km、高低差50mにもなります。
上堰棚田のような中山間地で行う稲作にとって、安定的な水の供給元となる重要かつ歴史ある堰です。

堰さらい(せきさらい)

 堰さらいとは、水路に溜まった土砂や落ち葉をさらう作業のことです。
本木上堰では、毎年春頃に行われる堰さらい作業に、関東圏など地域外から多くのボランティアが参加しています。


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