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飯豊山

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年4月1日更新

飯豊山

飯豊山

 標高2105mの飯豊山を中心に、2000m級のピーク6峰を結ぶ20kmの主稜をもち、高山植物と残雪がシンボル。山頂までのアップダウンも多く、道のりも険しい、日本百名山のひとつです。
 名前の由来は「ご飯をこんもり盛ったような形」という説があります。飯豊連峰の山道は唐の知道が開いたと伝えられ、三国岳から飯豊山頂に続く稜線が飯豊山神社の参道として開かれたので、山都地区からの登山道は早くから整えられていました。昔は女人禁制の修験の山として崇められ、男でも入山するときはミソギをし、白装束をまといました。会津地方では昔、男子は15歳までに「飯豊山参り」をして一人前とみなされ、成人登山の聖なる山とされていました。空海や行基なども登ったと言われる飯豊山ですが、中世には荒廃してしまいました。その有様を見た蒲生氏郷が嘆き、再び山道を開拓し、祭典を復興させました。
 また、雨乞いの山としても、郷土史の民俗を彩り続けてきた、神々の住む神聖な山です。

イイデリンドウ

 花の飯豊を代表するイイデリンドウ。砂礫の多い草地に群生するコバルトブルーの花で、リンドウの中でも葉や花が大きいのが特徴です。


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