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GAP(ギャップ)に取り組んでみませんか

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年10月2日更新

GAP(ギャップ)とは

 GAP(Good Agricultural plactice:農業生産工程管理)とは、生産者が生産活動を行う上で必要な(1)農作業のルールつくり (2)このルールに沿って、作業を実践して記録し (3)これを点検・評価して (4)次の生産に向けて見直し・改善する 農業経営の持続的な改善活動のことをいいます。

 GAPは、農林産物の安全性向上や環境保全型農業を実践する手法として、90年代終わりから欧州で普及が進み、2002年以降日本でも普及が進んできました。国でも、GAPの共通基盤に関するガイドラインを策定し、普及を推進しています。

 福島県では、原子力発電所事故以降、放射性物質対策、きめ細かい検査や情報提供に努めてきましたが、残念ながら農林産物への風評は消え去っていません。そこで、品質の向上や販路拡大、風評の払拭のために、GAP認証取得を推進しています。

GAP導入のメリット

(1)安全・安心な農産物の生産

 農薬の残留、放射性物質の基準超過、異物の混入などが起こらないようにチェック・管理することで安全・安心な農産物ができます。

(2)労働安全の確保

 作業中の事故を避けるための手順をルールとして定めることで、労働安全につながります。

(3)品質の向上

 品質のばらつきを抑えるため統一された管理方法を導入し、品質が向上します。

(4)経営の合理化

 日々の点検により資材の無駄や時間の無駄が明らかになり、経営の改善点が見えてきます。

GAP認証を取得すると

(1)風評払拭に役立ちます

 消費者が直接確認できない生産工程を、第三者認証などにより「見える化」でき、安心してもらえます。

(2)取引の利点に

 海外だけでなく、国内流通業者や加工業者でGAP認証を求める動きが進んでいます。

(3)オリンピックなどへの食材供給

 第三者認証等GAPは、オリンピック・パラリンピックの調達基準を満たしています。

GAP認証の種類

 自身の経営理念・目標にあったGAP認証を、それぞれの審査機関で受けることができます。2020年オリンピック・パラリンピックの食料調達基準の要件を満たすGAPは次の3つです。

GLOBAL G.A.P(グローバルギャップ)

 欧州の大手小売りが主導し策定した国際的に広く通用する第三者認証GAP

JGAP(ジェイギャップ)

 日本の農業者、JA、小売りが参加し開発した第三者認証GAP

FGAP(ふくしま県GAP)

 農林水産省ガイドラインに準拠した県が認証する公的認証GAP

 


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