菌床栽培ナメコの起源は山都町にあった
印刷用ページを表示する 掲載日:2022年6月30日更新
国内流通ナメコの由来は山都町で採取された野生株
福島大学などの研究グループによって、国内で流通しているナメコの起源が、60年前に喜多方市山都町で採取された野生ナメコの菌に由来することが明らかになりました。
国内では年間約2万トンのナメコが流通しており、その99%が菌床栽培によって生産されております。
研究グループは、国内で採取した野生ナメコ(73点)と、流通している菌床ナメコ(50点)の菌について遺伝子解析を実施しました。
その結果、野生ナメコの遺伝子には統一性がなかった一方で、菌床栽培によるナメコは、ほとんどが山都町で採取された「F27株」というナメコの菌に由来することが分かったということであります。
「F27株」は1962(昭和37)年に福島県林業指導所(現 福島県林業研究センター)の職員が山都町で採取したものであり、現在も同センターに冷凍保存されています。
問い合わせ先:山都総合支所 産業建設課 TEL 0241-38-3835