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冬季間のクマの出没にご注意ください
ツキノワグマは通常、冬になると山林内の岩穴や木の洞などで冬眠し翌春まで活動しません。しかし、今シーズンは秋にクマの主食であるブナの実などの堅果類が大凶作となり、12月に入っても活動しているクマの目撃情報が寄せられています。
また、空き家や倉庫などは雪や寒さをしのぐことができるところであると認識されて、冬眠できる場所として居座ってしまうことも考えられます。今シーズンは山際のみならず、市街地の空き家や倉庫などでも野生動物が入れないように侵入可能な箇所を塞ぐなど注意が必要です。あわせてクマを引き寄せることになる収穫されていない「柿」などのくだものは、採ってしまいましょう。
クマによる被害には十分ご注意ください。

冬季間のクマの出没にご注意ください [PDFファイル/380KB]
冬季間にクマの被害に遭わないために
クマの被害に遭わないために、次の事に気をつけましょう。
1 クマを引き寄せない
人家の庭先や集落内に「柿」「栗」などがあり、収穫せず冬季間も放置されている場合は、クマが実を食べるため出没する場合があります。生ごみや放置された果樹は、適切に処分するようにしましょう。
2 冬眠穴に近づかない(山に入らない)
クマは、人里近くの山林でも冬眠します。クマの冬眠は浅い眠りのため、冬眠穴に近づいてしまうと、人間の気配に気づいたクマが穴から出てくる可能性があります。
また、クマの冬眠穴は発見しにくく、どこにあるか予想もつきません。不用意に近づかないためにも、必要が無ければ山に入らないようにしましょう。
3 もしかしたら…を意識する。
「もしかしたら…クマがいるかもしれない。」
「もしかしたら…クマが柿を食べに来るかもしれない。」
これらを普段から意識し、クマに出会う可能性を出来る限り減らすよう心がけましょう。
クマの生態と被害対策について
福島県からのお知らせ「ツキノワグマ頻出地域における緊急パトロールについて」
福島県では「ツキノワグマ被害防止緊急対策事業」として「ツキノワグマ頻出地域における緊急パトロール」を実施しています。クマの目撃情報の多い地点において「福島県ツキノワグマパトロール車両」のマグネットシートが張られた巡視車両でハンディマイク(拡声器)を使い、注意喚起の放送をしながら巡回します。
実施期間:令和7年12月6日から令和8年1月15日まで
※出没状況によっては業務実施期間の延長もあります
(巡視しない市町村や地区もあります。)
