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糖尿病ってどんな病気?

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年12月10日更新

糖尿病と予防

「糖尿病」という名前から「尿に糖が出る病気」と思われるかもしれませんが、重要なのは尿の中の糖ではなく、血液中の糖「血糖」で、これが慢性的に高くなってしまう病気が糖尿病です。

インスリンとは

すい臓細胞で生成・分泌され、全身の組織へ送られるもので、血液中のブドウ糖を取り込み、血糖値を下げることができる唯一のホルモンです。
インスリンの作用が正常に働いている場合、糖を細胞に取り込むことで、血管内の血糖値を一定範囲内に維持するようにできています。

インスリンが正常に作用していない状態とは

  • インスリンの分泌に異常がある→すい臓からインスリンが分泌されない・少ないことで、血糖値が下げられない状態
  • インスリンが効きにくくなっている→分泌はされているが、肥満などの原因により効きにくくなり、血糖値が下げられない状態

血糖値が高い状態だとどうなるの?

血糖値が高い状態を放置すると、インスリンを分泌する能力はさらに低下します。 また、インスリンが効きにくい状態も加速することになり、さらなる高血糖を助長します。
この悪循環により、やがて細胞死が起こり、その結果、透析・網膜症(失明)・認知症・下肢切断・がん・歯周病など、細胞が壊れていく最終段階へつながります。

糖尿病の予防方法は

食事と運動が基本です。この二つを気を付けることで、血糖値をコントロールすることができます。

食事のポイント

  • 必要以上のエネルギーを摂取しないように心がけましょう。
  • 三食、朝・昼・晩、規則正しく食べましょう。
  • まず始めに野菜を食べましょう(べジファースト)
  • 野菜、海草、玄米、麦ごはん、キノコ類などから食物繊維を積極的にとりましょう。
  • 外食をするときは、和食や和風の定食を取る機会を多めにしましょう。

運動のポイント

  • 血糖値は食後に上がります。食後に運動しましょう。
  • インスリンの効きを良くするには日頃の習慣が大事です。運動は継続して行いましょう。

 ※ ウォーキング、ストレッチ運動などの有酸素運動は、全身をまんべんなく動かすことができる効果的な運動方法です。

特定健診を受診しましょう

特定健診を受けると、血糖値の状態を把握することができます。
しかし、せっかく早い段階で異常が発見されても自覚症状がないため、未治療のままや、治療を中断してしまうことが多く、自覚症状の現れる重症化の段階でやっと治療する人が多いようです。

 


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