特別天然記念物ニホンカモシカにお気を付けください
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月4日掲載
特別天然記念物ニホンカモシカ
特別天然記念物ニホンカモシカを目撃した場合には
近年、喜多方市内において国の特別天然記念物ニホンカモシカの目撃が増えてきています。ニホンカモシカは、本来おとなしいウシ科の野生動物です。一般的には単独で行動し、一定範囲の縄張りを持つため、同じ場所で何度も目撃されます。オス・メス共に10cm前後の角を持ち、外見上から性別を判別することは困難です。
もし、ニホンカモシカを目撃した場合は以下の点に注意してください。
- むやみに近づかないでください。
- 大声を出す、手を打つなどニホンカモシカを刺激して興奮させる行動は取らないでください。
- 逃げ道をふさがないでください。
- 興奮した場合、突進および角で攻撃してきますので、角には十分に注意してください。
- 身の危険がないかぎり、石を投げつけたり、棒で打って追い払ったりしないでください。もし、その行為によりニホンカモシカが死傷した場合は法律により罰せられます。
- 犬を同伴している場合は、絶対に犬をニホンカモシカに近づけないようにしながら、その場から離れてください。
- 子どものニホンカモシカは絶対に保護しないでください。生後1年くらいは親と過ごすため、必ず近くに親がいます。子どもだけだと思って近づくと親が威嚇してくる場合があり危険です。また、幼獣期に飼育されると野性に返すことがとても困難となります。保護してしまった場合には必ず保護した場所に放してください。
- 目撃したニホンカモシカが怪我や病気であることがわかった場合も、むやみに近づかずに文化課へ連絡してください。病気の場合は伝染性疾病の可能性があるので特に注意してください。人には感染しませんが、媒体となり他の偶蹄類(牛、豚など)に広がる可能性があります。
- 死亡しているニホンカモシカを発見した場合は、死体の検査および処理を行うので文化課へ連絡してください。