そばの郷 喜多方
喜多方市は、会津盆地の北部に位置し、南に遠く那須連山、東に名峰磐梯山、北西に霊峰飯豊山を望む風光明媚なそばの郷です。
そばの作付面積は全国4位(2021年)に入るなど、地元のみならず全国的にも愛されるそばの産地です。山間部を中心に秋ソバが栽培され、9月中旬には、可憐な純白の花が見られます。近年では、夏ソバの栽培にも取り組んでおり、一足早く新そばを味わえるようになりました。
清らかな水と盆地特有の寒暖差の大きな気候で栽培される風味高い玄ソバ、そして、特徴的なそば打ちの技法、そのすべてが喜多方ならではのそばの味をつくり、多くの人を魅了しています。
一度と言わず、二度、三度とそば巡りに「そばの郷 喜多方」へお出でください。
・そばの郷喜多方PR動画(YouTube 喜多方市公式チャンネル)<外部リンク>
・喜多方のそばに関する情報(喜多方観光物産協会)<外部リンク>
令和4年度には『山都そば』が文化庁の「伝統の100年フード部門」(江戸時代から続く郷土の料理)に認定されました。
・山都そばが「100年フード」に認定されました!!(市HP)
開催予定のイベント
第6回山都雪室熟成そばまつり【会津山都三大そばまつり 第1弾】
「雪室(ゆきむろ)」 と言われる、降り積もった雪を利用した冷温貯蔵施設で保存・熟成された「雪室熟成そば」を各参加店舗(8店舗)でお召し上がりいただけます。
「雪室」は温度と湿度が常に一定に保たれるため、劣化を防ぎ、新そばの風味を残したまま長期熟成を可能にしています。
熟成されたそばは、旨味が凝縮されているため、新そば以上のおいしさとも言われています。
・開催期間 令和7年7月12日(土)~8月31日(日)
・開催場所 山都町内参加そば店(8店舗)
詳細・チラシはこちらのページをご覧ください。
・第6回山都雪室熟成そばまつり開催のお知らせ
・第6回山都雪室熟成そばまつりチラシ [PDFファイル/1.92MB]
そばの郷喜多方ガイドブック・マップ
喜多方市内にあるそば店、各地域のそば文化の魅力を伝えるガイドブックと案内マップを製作いたしました。
・そばの郷喜多方図鑑(ガイドマップ付) [PDFファイル/4.66MB]
・山都町そば処案内MAP [PDFファイル/2.14MB]
個性豊かな地域のそば文化
喜多方市内には7つのそば打ち団体があります。それぞれに個性豊かで、そばに対する情熱にあふれています。
全国的に有名な会津山都そばをはじめ、ニッコウキスゲで有名な雄国沼の眼下に広がる雄国山麓の雄国そば、その南方に位置する駒形地区のそばを使用した会津駒形そば、ヒメサユリの群生で有名な熱塩加納のひめさゆりそば、雷神山の懐に抱かれた高郷の雷神そばなど、昔から地域ごとに特色あるそばの文化が育まれ、今もなお息づいています。
雄国そば(喜多方)
雄大な雄国山麓は、冷涼な気候により風味のよい良質なそばの産地です。確かな技術を持つ会員が打ち上げるそばは、コシがあり、風味とのど越しのよさが特徴です。
岩月そば(喜多方)
岩月産そば粉を使用した十割そばで、会津伝来の打ち方をしています。白く細めで香りよく、コシの強いそばです。
ひめさゆりそば(熱塩加納)
熱塩加納産のそばを使い、甘みがしっかりと感じられ、ひめさゆりのように可憐で繊細なそばを手打ちで丁寧に仕上げます。素材にこだわった、やや甘口で深みのあるつゆは、そばとの相性も抜群です。
塩川そば(塩川)
やや細めで喉ごしがよく、風味の強い十割そばです。塩川町内のイベントをはじめ、様々なイベントに参加します。秋に行われる「塩川新そば祭り」では、打ちたて、茹でたてのそばを味わえると数多くの方々が訪れます。
会津駒形そば(塩川)
雄国山麓の駒形地区は良質のそばの産地として知られ、会員による自家栽培、自家製粉により徹底的にこだわったそばです。のし板にトントンと打ちながら伸ばしていく伝統のそば打ちで、きめ細やかで抜群にコシの強いそばとなります。
会津山都そば(山都)
冷涼で、昼と夜の温度差が著しい山都の気候と飯豊山の豊富な伏流水の恵みが良質のそばを育みます。そば粉100%で、やや透明がかった品のよいそばで、さわやかな香りと喉ごしが特徴です。また、そばは年間を通じて冷温保存施設「雪室」で保存することができます。
県内でも有名な「そば処」である山都町では、山都三大そばまつりとして、夏に「雪室熟成そばまつり」、秋に「新そばまつり」、冬に「寒晒しそばまつり」と年3回のそばまつりが行われ、季節に応じた様々な味が楽しめると、多くのそば好きの方々が訪れます。
高郷雷神そば(高郷)
高郷産玄そばの芯の部分だけを使用し、つなぎなしで手早く打ち上げる本物の十割そばです。何も足さず、何も引かないそば本来の甘みとのど越しを味わえます。色白でやや太めの繊細でありながら食べ応えのあるそばに仕上がります。
名称の「雷神そば」は、高郷町で古くから信仰を集める雷神様に豊作を祈り、慈雨に恵まれると、「雨絵ごと」と称して寄り集ってそばを打って食したことに由来しています。