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希少野生動植物の保護について

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年12月24日更新

喜多方市の自然環境

 喜多方市は、北西に飯豊連峰、東には雄国山麓が裾野を広げ、国立公園として、山都地区の一部が磐梯朝日国立公園の「飯豊地区」に、喜多方・塩川地区の一部が「磐梯吾妻・猪苗代地域」に指定され、また、国定公園として令和3年10月、高郷町の荻野漕艇場から西会津町に至る阿賀川流域一帯を含む、会津の6市町にまたがる只見柳津県立自然公園が、越後三山只見国定公園へ編入されるとともに、高郷町西羽賀地区の只見川上流から荻野漕艇場に至る只見川・阿賀川の河川区域の一部が新たに指定されました。
 本市では豊かな自然環境のもと、多種多様な野生動植物が生息し、この豊かな自然の恩恵を受けながら、野生動物と棲み分けを行い共生し暮らしてきました。

多彩な動植物

植物

 積雪が多い飯豊連峰は、多種多様な高山植物、特に固有種のイイデリンドウや分布限界種のミヤマウスユキソウなどが自生しています。
 ほかにも、飯豊山系に分布する天然スギの「飯豊スギ」や、林野庁の森の巨人たち百選にも選ばれた「杓子ヶ池メグスリノキ」などがあり、さらに北国に代表されるヒメサユリ、カタクリ、フクジュソウなどが自生している地域があります。

動物

 本市には国の特別天然記念物であるニホンカモシカや、絶滅危惧 I 類に指定されているクマタカなど希少な野生動物が生息しています。
 また、清水が湧く池や清流にはイトヨやホタル、山間部の湿地などではモリアオガエルや準絶滅危惧に指定されているメダカ、トウホクサンショウウオが、山間部の一部では、全国的にも個体数が減少しているギフチョウやキマダラルリツバメなどが生息しています。

自然環境の保全

 近年、希少価値の高い動植物の乱獲や外来種の繁殖、原野や湿地、湖沼、雑木林など生息地の荒廃や減少、生活排水による水質汚濁、世界規模で問題となっている気候変動が、植物や野生動物の分布地域など動植物の生態系に変化を与えています。
 人と自然が共有する良好な環境と生物の多様性を確保するため、適切な森林整備や生態系の保全に努めていく必要があります。

人と自然が共生する豊かな環境をつくる

 市では、環境の保全および創造について、基本理念を定め、並びに市、事業者および市民の責務を明らかにするとともに、環境の保全等に関する施策の基本となる事項を定めることにより、その施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在および将来の市民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的として、平成26年4月1日、喜多方市環境基本条例を制定し、平成28年策定の喜多方市環境基本計画の中間見直しを令和4年に行いました。
 詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
市ホームページ「喜多方市環境基本条例が施行されました。」
市ホームページ「喜多方市環境基本計画の中間見直しを行いました。」

森林・動植物等の保全 - 喜多方市環境基本計画 中間見直し 49頁より -

  • 森林所有者は、森林の多面的機能を理解し、所有森林の整備に努めましょう。
  • 森林や生態系の保全のため、緑化運動などの環境保全活動に積極的に参加しましょう。
  • 自然公園などの利用の際は、ごみを持ち帰り、動植物を傷つけないよう、マナーを守りましょう。
  • 希少な動植物の生息・生育環境を知って、採取や捕獲をせず、保護活動に協力しましょう。
  • 外来種のペットや植物は、野生化しないよう責任を持って管理しましょう。

<参考 - 外部リンク>

福島県ホームページ「希少野生動植物について - 福島県野生動植物の保護に関する条例」<外部リンク>
福島県ホームページ「ふくしまレッドリストについて」<外部リンク>
環境省ホームページ「種の保存法とは」<外部リンク> 


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