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猫の飼い方~地域社会に受け入れられるために

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年5月11日更新

 近年、猫を家族の一員として飼われているご家庭も多くなっています。今や猫は人にとって「癒し」「喜び」の存在となっており、一緒にいるだけで穏やかで安らぎのある時間を与えてくれます。
 一方で、猫を飼うことは、知らないうちにまわりにいろいろな影響を与えています。適切でない飼い方は、ご近所だけでなく地域の多くの方々に迷惑をかけることにもなってしまいます。ペットが地域社会の中で受け入れられるためには、飼い主がルールとマナーを守ることが大切です。
 他人に不快な思いをさせないよう猫の特性、習性を知り適正に飼養し、家族の一員として愛情をもって命を終えるまで大事に飼いましょう。

飼い主の気をつけること

●猫は室内で飼いましょう

 猫のトラブルの多くは、猫を屋外で自由に行動させることに起因しています。あちこちの庭で排泄したり、勝手によそのお宅に侵入したり、猫にとってごく当たり前の自然な行動が、お住いの地域では迷惑な行為になっているかもしれません。

●猫の本能、習性、行動などを正しく理解し学びましょう

 飼い主がその動物の習性などを勉強するのは当然の義務といえます。動物由来感染症や与えてはいけない食べ物など正しい知識を持ち、猫と飼い主両方の健康にも注意を払いましょう。
厚生労働省ホームページ「動物由来感染症を知っていますか?」<外部リンク>
環境省ホームページ「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」<外部リンク>

●名札を付けましょう

 普段屋内飼養であっても、なにかの拍子に外に出てしまうことがあるかもしれません。万一屋内から逃げ出しても、名札があれば飼い主の元に戻ってくる可能性が高まります。
 この機会にマイクロチップの装着も検討してください。気になる方は、「犬・猫のマイクロチップ装着の義務化について」を参照ください。

●不妊、去勢手術

 猫はとても繁殖力のある動物です。自宅で繁殖させる計画でもない限り、必ず不妊・去勢手術を行いましょう。

終生飼養は基本中の基本~飼い主の責任です

 猫の寿命は一般的には12~18才といわれています。家族の一員としてその生涯を終えることができれば、猫にとって幸せなことはないでしょう。12~18年後のご自身の年齢も考えて、引き取り先も含め責任をもって慎重に考えてから飼いましょう。
 動物を捨てることは「動物の愛護及び管理に関する法律」で禁止されています。詳しくは、環境省ホームページ「動物愛護管理法概要~虐待や遺棄の禁止~」<外部リンク>をご覧ください。

動物が好きな人ばかりではないことを知っておきましょう

 ご近所にも猫の嫌いな人はいます。嫌いでなくても、アレルギーで動物に近寄れない、触れられない人もいるはずです。
 ご近所への配慮やコミュニケーションを怠らないようにしましょう。

 野良猫に餌を与えるだけの行為は慎みましょう。
 野良猫に餌を与えている方へ

 「出さない」「捨てない」「増やさない」。福島県では「猫の3ない運動」を実施しています。詳しくは、福島県ホームページ「猫の3ない運動リーフレット」<外部リンク>をご覧ください。


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