喜多方西部土地区画整理事業
西部土地区画整理事業は昭和52年4月に区画整理についての話し合いがもたれてから23年間という長い年月を経て、平成12年3月に工事が完了いたしました。
事業地区は中心部に隣接しているにも関わらず、旧鉄道用地に分断され、なおかつ連絡道路の不足により宅地化がおくれていた地域でありました。
しかし宅地の需要増加に伴い無秩序な開発が進み、住環境悪化の恐れがあったことから早急な整備を望む声があがり始めました。
また地区西側の一級河川押切川は度々の水害を引き起す「暴れ川」であったことから、同時期に河川合流事業が実施されており、これにより生まれた広大な廃河川敷地の有効な活用をするためにも区画整理の導入が検討されました。
これらの地域を事業地に組み込み、各種公共施設を含めた総合的な整備計画が作られ西部土地区画整理事業が開始されました。
ふるさとの顔づくりモデル事業
西部土地区画整理事業は「ふるさとの顔づくりモデル事業」が導入されました。
この事業は地域の発意と創意に基づき、潤いのある生活環境の創造と地域経済の活性化を目標として個性的で魅力ある都市空間の形成を図る事業です。
西部土地区画整理事業においては、地区の核となる“地域の顔”に対して重点的に公共施設整備を行いました。
喜多方パークロード計画
本地区の中心軸である米室・村松線と坂井三丁目線は公園と連携したパークロード(公園道路)とし、うるおいのある歩行者空間をつくり出しています。
交差点のデザイン演出
喜多方プラザや体育館などの主要施設のある交差点などは、シンボルツリーや車道のイメージハンプなどにより、交差点の演出を行っています。
イベントのあるまちづくり
顔づくり計画によって、体育館や日本庭園、競技場などのスポーツイベントなど『にぎわい』と『うるおい』のある「複合イベント広場」としての界隈をつくり出しています。