マツモトプレシジョンと日産自動車との「電気自動車を活用した脱炭素社会の実現と持続可能な地域づくりに関する包括連携協定」を締結しました
令和5年9月25日に、喜多方市、マツモトプレシジョン株式会社、日産自動車株式会社、福島日産自動車株式会社および日産プリンス福島販売株式会社の5者は、「電気自動車を活用した脱炭素社会の実現と持続可能な地域づくりに関する包括連携協定」を締結しました。
本協定は、電気自動車(以下「EV」という。)の活用を通じた、エネルギーマネジメント、地域レジリエンスの強化、環境教育での連携やサステナブルな観光に向けた取組など、様々な分野で連携し、脱炭素社会の実現およびSDGs達成を通じて、環境に配慮した持続可能な地域づくりを目的とするものです。
1 連携協定締結の経緯
喜多方市は、豊かな自然環境を次世代に引き継ぐために、2021年9月、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「カーボンニュートラル宣言」を行い、脱炭素社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。その一環として、市民・事業者に対するEV購入支援やEV公用車の導入など、環境対策や防災対策に取り組み、持続可能で強靱なまちづくりを推進しています。
マツモトプレシジョンは、再生可能エネルギーの活用や、CO₂排出量削減、プラスチック廃棄物の削減などに積極的に取り組み、サステナビリティを強く意識した事業活動を行っています。特に、EV「日産サクラ」、「日産リーフ」、「日産アリア」を社用車として導入すると共に、再生可能エネルギー100%で事業運営を行うRE100を目標に掲げ、駐車場に太陽光発電を配置した「ソーラーカーポート」を整備するなど、地域社会に認められるリーディングカンパニーを目指し、SDGsの推進や脱炭素化に向けた取り組みを進めています。
日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方の交通課題などの地域課題解決により、社会変革をしていく日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進しています。EVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現を通じ、人とクルマと自然が共生し、住む人がワクワクするまちづくりによる地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業の皆さまと共に活動しています。
喜多方市が目指す脱炭素社会の実現、マツモトプレシジョンが目指すサステナビリティによる地域貢献のために、日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」の枠組みを活用することで期待される、モビリティの脱炭素化の効果が最大限化された将来像に互いが賛同し、本協定の締結を行う運びとなりました。
2 連携協定を締結する主体
- 喜多方市
- マツモトプレシジョン株式会社
- 日産自動車株式会社
- 福島日産自動車株式会社
- 日産プリンス福島販売株式会社
3 連携事項
- 脱炭素社会の実現と電気自動車の普及に関する事項
- SDGs達成に関する事項
- 環境教育および普及啓発に関する事項
- 災害時における地域レジリエンスの強化に関する事項
- 地域エネルギーマネジメントに関する事項
- サステナブルな観光の振興に関する事項