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猫が苦手な方へ~猫が庭などに入らないようにする方法

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年5月11日更新

 近年、猫を家族の一員として飼われているご家庭も多くなっています。今や猫は人にとって「癒し」「喜び」の存在となっており、一緒にいるだけで穏やかで安らぎのある時間を与えてくれます。
 一方、アレルギーなどにより猫に近寄れない、触れられない等、猫が苦手な方も多数いらっしゃいます。猫は動物愛護法の対象動物で、たとえ野良猫であっても危害を加えることは禁じられており、捕まえて遠くの場所に移動する等もできないことになっています。
 上記のような状況から、野良猫などが自宅敷地に入らないようにする一般的に効果があるといわれている方法をまとめましたので参考になさってください。

忌避剤

 猫の嫌なにおいや刺激性によって猫が近づきにくくする方法です。においが出る方法ですので、あらかじめ、近所の人にも説明して理解を得ておきましょう。

【市販の忌避剤】

 ペットショップやドラッグストア、ホームセンターなどで販売されている既製品を使用します。長期間にわたって効果が持続するものではなく、繰り返し使う必要があり、使用する面積によっては費用がかかり過ぎることもあります。使い始める前に価格との兼ね合いを考慮してください。
 猫の個体差によって反応が鈍い・効かない場合があります。

【木酢酢・竹酢液】

 園芸用肥料としホームセンターなどで販売されているものを薄めて散布します。使い方は、希釈して、猫の通る場所などに霧吹き等で散布するか、容器に入れたスポンジや布に浸み込ませて置きます。
 においは時間とともに少なくなるので、「嫌なにおいの場所」と猫が覚えるまで、気長に散布などを続けましょう。

【食用酢】

 原液もしくは原液を2倍から10倍程度に薄めたものを霧吹き等で散布、又はスポンジや布に浸透させて置きます。持続期間は1日程度と短く、植物にも有害ですので使う場合はご注意ください。

【香りの強いハーブなどの植物】

 猫の嫌がる香りのするハーブなどを植えます。または、ハーブの鉢植えやハーブの香料を置きます。
 ●植物の例
  ローズマリー、レモングラス、ゼラニウム、カニナハイブリッド、ユーカリ、マリーゴールド、ヘンルーダ、チャイブ、にんにく、
  柑橘類 など

【生にんにく】

 細かく刻んで撒きます。または、ネットに入れて吊るします。

【重曹】

 消臭効果があるので、尿などのマーキングのにおいを消せます。粉のまま撒くか、水に薄めて霧吹き等で散布します。土に撒くと一部の植物に影響を与えるので注意が必要です。
 重曹自体に忌避効果はないため、他の方法と組み合わせる必要があります。

<忌避剤使用の注意点>

  • 雨や風などで効果は徐々に薄れます。効果を維持するために定期的に交換が必要です。
  • 猫がにおいに慣れてくると効かなくなります。同じものを長期間利用するのではなく時々種類を変える必要があります。
  • においがきついものや色が付いてしまうものもあります。

 ※ 化学薬品などは、化学物質過敏症など健康被害の誘因となる可能性があるので使用は控えてください。

機械・装置で追い払う

 音を使って近寄らなくする方法です。

【ブザー】

 遠隔操作式のものやセンサー付きのものがホームセンターの防犯コーナーなどで販売されています。

【超音波発生器】

 センサーで感知すると猫が嫌がる超音波を発生する製品が、一部のホームセンターなどで販売されています。
 ※ 発生する超音波により、不快を感じる人もいるようです。

構造物

 出入口や休憩場所、塀を飛び越えるときに足場になる場所などに、猫が嫌がるものを置く方法です。

【トゲトゲシート】

 ホームセンターなどで販売されているとげ付きのシートを敷きます。猫が通れる隙間を作らないこと、動かされないように固定する必要があります。

【枯れ葉】

 球根や種を植えているところに敷きつめると、掘り返されないといわれています。

【とげのある植物】

 とげのある植物を植えます。

<植物の例>
 バラ、サボテン、カラタチ、ヒイラギ、ピラカンサ、地面に沿って延びるタイプのコニファー など。
 ※ ヒイラギの葉を花壇などの表土にすき込むと効果的といわれています。

【地面をおおう植物

 地面をおおう植物を植えます。猫は茂みを嫌がるので、10~30センチメートルぐらいの高さ(猫の目の高さぐらい)に茂っていると効果があるといわれています。

<日当たりのよい庭に適した植物の例>
 タイム、ヘリクリサム、ビオラ、オランダイチゴ、ケンタッキーブルーグラス、ブルーフェスク、リボングラス、レモングラス、
 ゼラニウム類 など

<日陰になりやすい庭に適した植物の例>
 アイビー、ツルニチニチソウ、斑入りカキオドシ、ラミウム類 など
 ※ 茂みの高さができるだけ高く、密であることが望ましいです。やわらかそうな裸の土をみせないこともポイントです。
 ※ 軽石等を敷く方法を併用するなどの工夫をすれば、全体を植物で覆う必要がなくなります。さらに、ハーブ系・柑橘系の香がする
   植物の場合は、相乗効果が期待できます。

【水】

 ホース等でたっぷりと水を撒き、濡らしておきます。
 ※ 猫は水を嫌う傾向があります。

【炭粉など】

 ホームセンターや園芸店などで販売されている園芸用の炭粉などを撒きます。
 猫が足に付くと嫌がるといわれています。

【アルミホイル】

 敷くと足音がして、猫が嫌がるといわれています。風に飛ばされないように敷く必要があります。

【目の細かい網】

 目の細かい網を敷くと爪が引っかかり歩きにくいといわれています。

【その他】

 柔らかい土の地面は猫のトイレになりやすいので、タオルを敷きつめたり、コンクリートで覆ったりという方法もあります。効かない猫もいます。

※ 水を入れたペットボトルを設置する方法はほとんど効果がなく、場合によっては太陽光を集めて火災の原因となることもあるのでやらないでくさだい。

◆◆留意事項◆◆

 ここに記載した方法は一般的に効果があるといわれている方法ですが、猫の個体差によって効果は異なり、絶対に効くというものではありません。餌になるものを置かずに、繰り返し気長に行って、嫌いなもの(こと)があると学習させることが大切です。

猫が庭などに入らないようにする方法 [PDFファイル/952KB]

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