ひし巻き
会津で五月の節句の頃に作られる郷土料理である。
※ひし巻きは粽(ちまき)で、端午のお供え物である。
材料 | 分量 |
---|---|
もち米 | 5カップ |
笹の葉 | 70枚 |
すげ(い草)長さ80cm | 35本位 |
この分量で約35個作れます。
【作り方】
1.笹の葉を両手で持ち、右手に持った側が内側になるように丸め、円すい形を作る。
※右中指で5mm位折り曲げながら形作ると米がこぼれない。
2.丸めた笹の中に大さじ2杯分の米を入れる。
3.米を入れた部分に笹の葉先と葉元をかぶせてふたをする。
4.ふたをした部分にもう一枚の笹を二つ折りになるようにかぶせる。
5.重ねた右の部分を下からまわして包む。
6.左の部分も同様に包み、三角形にする。
7.ひし巻きの中心を押さえながら、すげの先10cmぐらいの位置を左親指で押さえる。(赤テープを貼った角が左側になります)
8.右手にすげを持ち、右角の裏から表へすげをまわしける。
9.手前の角を左側から裏をとおして表にまわしかける。
10.残った左角の裏をとおして中心にもってくる。
11.10cm残したすげを使って片結びにする。
12.片結びしたすげの余分な部分は切り、1本は長いままにする。
13.ひし巻きの裏面ですげが掛った形。
14.出来上がったひし巻きは5個づつまとめ、片結びにする。
【茹で方】
- まとめたひし巻きは、たっぷりの水に2~3時間浸けておく。
- 大きめの鍋に湯を沸かし、塩少々を加え20~30分間落としぶたをして茹でる。
- 茹で上がったら、風通しのよいところに下げて水気を切る。
【食べ方】
きな粉(きな粉50g、砂糖50g、塩1.5g)をつけて食べると美味しく召し上がれます。
技術提供:喜多方市食生活改善推進員会