下水道や合併処理浄化槽への転換について
くみ取り便槽や単独処理浄化槽をお使いの皆さんへ
くみ取り便槽や単独処理浄化槽をお使いのご家庭では、トイレの汚水を除く生活雑排水(台所や洗濯など)は処理されず、
そのまま側溝や河川などに放流されています。
特に単独処理浄化槽は汚水を浄化槽で処理し、生活雑排水と一緒に側溝などに放流されるので排出される水質が悪く、
悪臭を放ち、蚊などの害虫が発生するなど水環境に大きく影響を及ぼします。
どのくらい悪いのか?
水質の汚れの度合いを表す指標でBOD(生物化学的酸素要求量)といい、このBODの数値が高いほど汚れが悪く
水が腐りやすい状況になります。
・生活排水処理方式によるBODの数値比較
・上の比較表から、くみ取り便槽や単独処理浄化槽から排出されるBODの量は、ほかの処理方式に比べて高く、
河川などの水質の悪化に大きく影響を及ぼします。
下水道や合併処理浄化槽への転換をおすすめします!
・下水道が整備されている区域にお住まいの方
宅地敷地内に、市で設置した公共汚水マスに排水設備を設置すれば、家庭から排出される汚水や生活雑排水を流すことができます。
くみ取り便槽は3年以内に、浄化槽においては速やかに下水道へ接続しなければなりませんので、早期の接続をお願いします。
下水道が整備された翌年から3年以内に接続する場合は、助成制度や融資あっせん制度が受けられます。
・下水道の整備計画がされていない区域にお住まいの方
くみ取り便槽や単独処理浄化槽を撤去して合併処理浄化槽を設置することで、家庭から排出される汚水や生活雑排水を一緒に
浄化槽で処理することができます。
合併処理浄化槽を設置される場合は、「浄化槽設置整備事業補助金」をご活用ください。
令和3年度から令和12年度までに限り、くみ取り便槽や単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に転換する場合、設置費用に対する
補助金額を上乗せしています。
※生活排水処理方式や助成制度の内容について、ご不明な場合は下水道課までお問い合わせください。