新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ
新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ
【喜多方市民の皆様へ】
本日は、本市において初めてとなる新型コロナウイルス感染症の陽性患者が確認されたことを受け、市民の皆様へ、いち早くメッセージをお伝えしたいと思います。
まず、感染された方に対しまして、謹んでお見舞いを申し上げますとともに、1日も早いご回復をお祈りいたします。
本日、市内で確認された感染情報をお知らせいたします。
市内在住の60代男性で、現在、医療機関に入院中であります。 なお、経過や行動歴等の情報につきましては、県の公表のとおりであり、詳細につきましては、今後、会津保健所が調査を行ってまいります。 |
新型コロナウイルス感染症につきましては、政府の専門家による分科会においては、全国的にピークに達したとのコメントがなされておりますが、本県においては、先月の5日頃から感染確認が増えてきており、8月19日には今まで感染の確認がゼロだった会津地方でも初となる陽性患者が確認され、以降今日まで新規感染者が増加している状況であります。
そこで、市民の皆様に改めてのお願いです。
これからも、「新しい生活様式」の実践と3密の回避をお願いいたします。「新しい生活様式」では、手洗いの励行、マスクの着用、人と人との距離をとるなどの基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。
また、移動する際には、移動先の感染状況を確認し、感染防止対策の徹底をお願いします。特に、感染が多発している所への移動の場合は、移動の必要性をもう一度よく考えて、慎重な行動をお願いいたします。感染者が継続的に発生している地域から移動されてきた方は、自分自身の健康状態を毎日しっかりと確認し、2週間の行動歴を記録していただき、感染拡大防止に特段のご協力をお願いいたします。
そして、少しでも体調が悪いと感じた場合には、外出や仕事は控え、早めにかかりつけ医や発熱外来、帰国者・接触者相談センターにご相談されますようお願いいたします。
市民の皆様におかれましては、会津地方での感染者の増加と市内での初の感染者の確認で、不安な気持ちになられている方もいらっしゃるかと思いますが、国、県および市が発信する正確な情報に基づいて、落ち着いた行動をとっていただきますようお願いいたします。
また、国内において、感染者をはじめ関係者や医療従事者などに対して嫌がらせや不当な対応、誹謗中傷といった報道があります。一方、命を守るために何日も家に帰れず現場で頑張っている医師や看護師たちの姿も報道されております。今の状況では、不安や恐れの気持ちがさまざまあるかと思いますが、あの原発事故の風評に苦しめられてきた喜多方市民だからこそ、新型コロナウイルスの検査で陽性になった方や関係者等に対して寄り添い、偏見や差別をすることがないよう切にお願いいたします。
新型コロナウイルスには、誰もが感染する可能性があると同時に、誰もが人に感染させてしまう可能性があることを、もう一度皆様に自覚していただき、市民一丸となって、オール市民でこの難局を乗り越えていけるよう、市民一人ひとりのお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
市といたしましては、引き続き、県や近隣市町村、関係機関と連携し、市民の皆様の不安解消と感染拡大防止に向けて、さまざまな対策を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
令和2年9月6日
喜多方市長 遠 藤 忠 一