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喜多方市の林業の概要を紹介します

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月1日更新

喜多方市の林業の概要

 

1 森林・林業の現況

手入れの行き届いた森林 本市の森林面積は38,354haであり、本市総面積の69%あまりを占めています。そのうち、民有林面積は24,035haで森林全体の63%となっており、民有林の割合が高くなっています。民有林のうち、人工林についてみると5,760haであり、人工林率は県平均37%を下回る24%となっています。また、人工林の4割近くが35年生から50年生以下の利用間伐が可能な森林となっています。
 特用林産物については、本市の豊富な森林資源を活用したしいたけ、なめこを始めとしたきのこの生産が行われています。併せて、本市の特徴的な取組として、伝統産業である漆器産業の振興発展を目的として漆団地を造成し、漆掻きを実施するとともに掻き子の技術の向上を図り、継続的な生漆生産を行い、漆栽培事業を実施しています。

 

2 森林・林業を取り巻く課題

 本市では、森林所有面積が5ha以下の零細林家が多く、所有形態が小規模で森林所有者単独による森林経営が困難なこと、林業従事者の減少や高齢化、世代交代による森林境界の不明確化、木材価格の低迷による林業採算性の低下など、林業を取り巻く情勢は厳しい一方で、世界的な木材需要の増加、木質バイオマスのエネルギー利用やCLTなどによる木材利用の拡大に対する期待も高まっており、地域資源である木材の安定的な供給が求められています。また、これと併せて国土の保全や水源のかん養、生物多様性の保全、保健休養など、森林の公益的機能の効果的な発揮も求められており、これら森林に対する多様な要請に応えられる森林施業を展開していくことが必要です。

 

3 森林・林業への取組

 森林の有する各機能を高度に発揮するための適切な森林施業の実施、林道等の路網の整備、委託を受けて行う森林施業または経営の実施、保安林制度の適切な運用、山地災害等の防止、森林病害虫対策などの森林保護の推進等により、多様な森林資源の整備および保全を図ることを森林整備の基本方針として、下記のような取組を行っています。

  • 森林経営計画策定の推進
  • 民有林と国有林が連携した森林共同施業団地の推進
  • オフセットクレジット制度を活用した森林整備の推進
  • 松くい虫、カシノナガキクイムシ防除事業
  • 公共施設を中心とした建築物への地域材の活用の促進
  • 会津地域森林資源活用事業推進協議会による会津地域一体となった森林整備・木質バイオマス資源活用の推進

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