若い世代・子育て世代の消費行動に関するアンケート結果について
若い世代・子育て世代の消費行動に関するアンケート結果について
令和7年7月、旧県立喜多方東高等学校跡地利活用に係る基本計画策定の資料とするため、アンケートを実施しました。
その結果について、下のとおり公表します。
1 対象
18歳から34歳までの市民を対象とし、行政区、性別、年齢、人口割合などにより1,200人を無作為に抽出して実施した。
2 概要
(1) 回答状況
○ 回答者数と回答率
・回答数は232件、回答率は19.3%。
○ 回答者の属性
・30代の女性からの回答が多く、全体でも女性の回答が約61%。
・独身者(結婚歴のない未婚者)の回答者は、全体の約59%。
・職業別では、会社員・団体職員からの回答が最も多く、全体の約47%。
(2) 回答内容
○ 日頃の買い物について
・週2~1回が多く、世帯人数が3人以上になると頻度が増加。
・平日は仕事帰りの18時以降にひとりで、休日は日中の時間帯に家族での買い物が多い。
・日用品はドラックストア、食料品などはスーパーマーケットの利用が多い。
○ 喜多方市内の店舗に対する満足度について
・多くの項目で評価が高いが、「価格」「品揃え」「営業時間」に不満が多い。
・不満の理由は、「品揃えが少ない」「閉店時間が早い」物価高騰による「価格上昇」。
○ 被服や電化製品などの買い物について
・会津若松市での購入が多いが、インターネットでの購入も多くEC(電子商取引)が普及。
・品揃えのよさを求めて、会津若松市やインターネットでの購入に流出。
・既婚者と独身者で買い物する場所に大きな違いなし。
○ 同じ店舗内や敷地内、又はすぐ近くにあればよいと思うもの
・カフェ、ファストフードなど軽食店が回答の3分の1を占め、最も多い。
○ 喜多方市内にあればよいと思う店舗
・衣料品店が最多。大型雑貨店、ディスカウントストア、映画館も多い。
○ 外食について
・食事・飲酒を目的とした家族、友人などとの会食が多い。
・外食の時期は、土日祝日の昼が最も多い。
・外食の場所は、会津若松市が最多で、喜多方市内を上回る。
・よく行く飲食店は、麺店が最も多い。
・料理の質や味、価格を重視して飲食店を選ぶ。
○ 喜多方市内の飲食店に対する満足度について
・多くの項目で評価が高いが、「店舗の数・種類」で不満が多い。
・ラーメン店は多いが、飲食店の種類の少なさが不満理由のトップ。
○ 喜多方市内にあればよいと思う飲食店
・カフェ、ファミリーレストランなどが多い。
3 まとめ
- 買い物は、休日や余暇を過ごす楽しみの一つとなっている。
- 市内の店舗、飲食店に対する満足度は高いが、品揃えや飲食店の種類の少なさ、営業時間の短さなどへの不満が多い。
- これらの不満は、会津若松市など市外での購買・外食が多いことに表れており、人や資金の市外流出の要因の一つとなっている。
- 若い世代・子育て世代は、大手チェーンによる衣料品店や雑貨店、飲食店を求めている。特にカフェ、ファミリーレストランの要望は多いことから、これらは一定の需要が見込まれる。
- 要望や不満のすべてに対応することは難しいが、市内での購買意欲を高めることにより市内消費の拡大を図るとともに、本市の特徴や特色、観光資源等を生かしながら外からの消費を拡大することにより、地域産業の振興、地域内経済循環、若い世代の地元定着につなげていくことが求められる。
資 料
若い世代・子育て世代の消費行動に関するアンケート結果 [PDFファイル/2.71MB]