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市の概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月5日更新

喜多方市の航空写真

地勢と歴史 

喜多方市の地図 本市は、福島県の北西部、会津盆地の北に位置し、北西に、世界遺産の国内候補に挙げられた飯豊連峰の雄大な山並みが連なり、東には名峰磐梯山の頂を望む雄国山麓が裾野を広げる豊かな自然に恵まれた風光明媚なまちです。
 本市の一帯は、会津の北方に位置していたことから、古来、北方(きたかた)と称され、江戸時代には、会津藩の領地となっていました。明治以降、小さな集落を合わせて町や村が形成され、昭和20年代後半から30年代にかけて、町村合併促進法により複数の市町村が形成されました。これらのうち、喜多方市、熱塩加納村、塩川町、山都町および高郷村の5つの市町村が、平成18年1月4日に合併し、新しい喜多方市が誕生しました。
 本市は、北において山形県米沢市、同県西置賜郡飯豊町、東は耶麻郡北塩原村、西は耶麻郡西会津町、新潟県東蒲原郡阿賀町、南は会津若松市、河沼郡会津坂下町、同郡湯川村、耶麻郡磐梯町と接し、総面積554.63平方キロメートルの広大な市域を有しています。市域の67.7%を林野が占めており、市の東部、西部、北部地域を中心に、山林が広がっています。一方、市の中心部から南部にかけては、平坦な地形で、市街地を囲むように、田園地帯が広がっています。市の南端には、一級河川である阿賀川が流れており、猪苗代湖を源とする一級河川の日橋川や山林地帯からの支流が集まり、只見川と合流し、山間地帯を蛇行しながら、新潟県に向かって流れています。

気候

 本市の気候は、日本海側気候に属し、また盆地特有の内陸性気候の特徴を有しています。年平均気温は11℃前後で、年間降水量は1,200ミリメートル程度となっていますが、寒暖の差が大きく、夏は気温が高く厳しい暑さが続く日もあり、一方、冬は寒冷で平均1~2メートル、多いところでは3メートルに及ぶ大量の積雪に見舞われるところもある豪雪地帯となっています。

交通

 本市の公共交通機関は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の郡山駅~新津駅間を結ぶ磐越西線が市の南部を走っているほか、路線バス、高速バス、デマンド交通「みんべぇ号」が運行されています。
 また、主な道路網としては、東北内陸部と北関東を結ぶ国道121号が市を南北に縦断し、新潟県と本県浜通りを結ぶ国道459号が東西に横断しています。そのほか、県道が22路線、市道が2,015路線ありますが、特に山間部においては、急峻で屈曲が多い道路となっています。
 平成27年9月には、会津地方の南北軸となる国道121号の機能を強化し、高速交通ネットワークを形成する「会津縦貫北道路」が全線開通しました。

産業

  本市の産業は、昭和40年頃までは、稲作を中心とした農業が基幹産業となっていましたが、農産物価格の下落などにより、従事者が減少し、就業人口は、非鉄金属、繊維、弱電などの製造業や建設業に移行してきました。
 しかし、バブル経済崩壊後の長期間にわたる景気低迷などにより、製造業や建設業も往時の勢いを失い、また、商業においては、後継者不足、大規模店の進出、人口の減少などにより、個人商店や小規模店が減少してきており、商店街の衰退が危惧されています。
 一方、本市は、飯豊連峰、雄国山麓、三ノ倉高原など雄大な自然環境に恵まれ、文化財や蔵などの歴史を感じさせる建造物も多く残されています。加えて、全国的に知名度の高いラーメンやそば、多彩な農林産物や地場産品、温泉施設、さらに地域性を活かしたイベントなど豊富な観光資源にも恵まれ、年間約180万人の観光客が訪れるようになり、近年では観光業を中心としたサービス産業が伸びてきています。
 また、本市には、良質で豊富な水や米を原料とした酒造業、桐材加工や漆器などの伝統産業も息づいており、一方、農業においては、環境にやさしい生産方式による高付加価値農産物の生産や、グリーン・ツーリズムによる都市と農村の交流など、新たな取組も展開されています。

 


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