ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

健やかな妊娠と出産のために

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年10月13日更新

妊娠中の母体には、お腹の赤ちゃんの発育が進むにつれてさまざまな変化が起こっていきます。
母子ともに健やかな妊娠・出産を迎えられるよう押さえておきたいポイントを紹介します。

妊娠がわかったら

妊娠に気付いたら、早めに医療機関を受診しましょう。
医療機関で妊娠(出産予定日)が確認されたら、妊婦さん自身が早目に市窓口で母子健康手帳の交付を受けましょう。
母子健康手帳の交付とともに、妊婦健康診査を公費の補助で受けられる受診券や、保健師による相談・各種の情報提供を受けることができます。
妊婦健康診査は、母子の健康状態をチェックするためのものです。
自覚症状がなく順調に見えてもトラブルが隠れている場合があります。
特に気掛かりなことがなくても定期的に受診し、健康状態や胎児の育ち具合を確認してもらいましょう。
※ 交付の際に持参するもの…妊娠届出書、妊婦の個人番号カードまたは個人番号通知カードと運転免許証

妊娠中、授乳中は禁煙・禁酒を

妊娠中の喫煙は、切迫早産、前期破水、常位胎盤早期剥離を起こしやすく、胎児の発育に悪影響を与えます。
また、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙も、乳幼児突然死症候群(SIDS)と関係することが知られています。
妊婦自身の禁煙はもちろんのこと、周囲の方も妊婦や赤ちゃんのそばで喫煙しないようにしましょう。
また、アルコールも胎児の発育(特に脳)に悪影響を与えます。妊娠中や授乳中は飲酒しないようにしましょう。

お母さんと赤ちゃんにとって「望ましい体重増加」を

お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育のために、体重が増えるのは自然なことであり、またとても重要なことです。
妊娠前からの健康な体づくりが大切ですが、妊娠中も元気な赤ちゃんを出産するために、体重増加を適正にコントロールすることが大切です。
妊娠中の望ましい体重増加量は妊娠前の体型によっても異なります。
下記の表の推奨体重増加量を目安に、食事の内容、取り方、生活の仕方を考え、体重の増え方が順調か医師や助産師の助言を受けながら見守りましょう。

非妊娠時の体格区分 妊娠全期間を通しての推奨体重増加量
望ましい体重の増加量

低体重(やせ)
BMI 18.5未満

9~12キログラム
ふつう
BMI 18.5以上25.0未満
7~12キログラム
肥満
BMI 25.0以上
おおよそ5キログラムを目安

※BMI(Body Mass Index); 体重(キログラム)/ 身長( m)2

マタニティマーク知っていますか?

妊産婦さんに対する配慮を周囲の皆さんにお願いするためのマークです。
周囲の方の温かな配慮が、安心・安全な妊娠出産につながります。
日常生活の中で、マタニティマークを付けた妊産婦さんを見かけたら、配慮をお願いします。

母子健康手帳交付時に、「交通安全マタニティステッカー」 を配布しています。

低出生体重児(出生体重が2,500g未満の新生児)が増えている傾向にあります。


平成28 年度、低出生体重児の原因分析を行いました。
その結果、

「母の妊娠前の体格が痩せ、または肥満の割合が高い」
「母の妊娠期間中の体重増加が少ない傾向にある」
「母が妊娠期間中に喫煙者である割合が明らかに高い」

という傾向が見られました。
お腹の赤ちゃんに必要なエネルギーや栄養素は、全て胎盤を通して与えられます。
また、母体にも適度なエネルギーとバランスの良い栄養素が必要です。
1日3食バランスの良い食事で、必要なエネルギーや栄養素をしっかりとりましょう。


このページの先頭へ