知ってる?国保医療費のこと
シリーズ1 特定健診
市の医療状況
表1は、医療費などについて、市と同規模である他市の平均を比較したものです。
喜多方市 | 同規模市平均 | ||
---|---|---|---|
外来 | 患者数(件数割合) | 642.3(96.2%) | 688.2(97.2%) |
費用の割合 | 53.2% | 59.3% | |
入院 | 患者数(件数割合) | 25.4(3.8%) | 19.8(2.8%) |
費用の割合 | 46.8% | 40.7% | |
一人当たり医療費 | 27,227円 | 25,581円 | |
特定健診受診率 | 36.4%(県内57位) | 39.5% |
医療機関の外来患者数と費用割合は低い状況ながら、入院患者数と費用割合は、高いことがわかります。
さらに、一人当たりの医療費も約1600円高い状況です。
以上のことから、症状が悪化した後に医療機関を受診し、入院している方が多いと推測されます。
高額・長期入院の医療状況
表2を見ると、月100万円以上の高額疾患のうち「虚血性心疾患」と、長期入院となる疾患のうち「脳血管疾患」は医療費全体額の1割を超えているのがわかります。
また、人工透析患者は、糖尿病性腎症が、5割を超えている状況です。
これらは生活習慣病の重症化した疾患が多くを占めています。
医療費 全体額 |
生活習慣病が悪化した疾患 | ||||
---|---|---|---|---|---|
脳血管疾患 | 虚血性心疾患 | 糖尿病性腎症 | |||
費用額 |
高額疾患 (100万円以上) |
7億5,745万円 | 4,611万円 | 8,466万円 | - |
長期入院となる疾患 (6ヵ月以上) |
5億245万円 | 6,824万円 | 2,522万円 | - | |
人工透析患者 (長期化する疾患) |
2億2,809万円 | 3,354万円 | 6,494万円 |
1億2,579万円 |
「平成28年国保データベース(KDB)システム」より
本当に怖い、生活習慣病
生活習慣病は、自覚症状がほとんどないまま、ひそかに進行していきます。
そのため、症状が出た時には、すでに重症化している怖い病気です。
しかし、早期に発見し生活習慣を改善することで、重症化を防ぐことができます。
特定健診を受診して体の状態を確認しよう!
生活習慣病を早期に発見するためには、健診を受診することが大切です。
40歳を過ぎたら、特定健診を必ず受診しましょう。健診の結果から、糖尿病・高血圧・脂質異常症を把握し、重症化を予防することができます。
年1回の受診が、皆さんの健康を守ります!