古屋敷遺跡の概要について紹介します
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月4日掲載
所在地
喜多方市塩川町大田木字古屋敷
(JR喜多方駅より車で約10分、磐越自動車道会津若松ICより車で約25分)
概要
「古屋敷遺跡」は会津盆地平坦部の北西側、阿賀川(大川)支流の濁流と田付川付近に形成された自然堤防の上、東西約230m×南北約220mの小高い地形上にあり、交通の要衝となる会津盆地の西玄関口に位置している。
出土した土器などから5世紀後半から6世紀初頭(古墳時代中頃)に位置づけられ、現在まで確認されている古墳時代の豪族(首長)居館関連遺跡の中でも国内最大級の規模をもつ。大規模な方形区画施設や倉庫群、祭祀関連施設等により、当該期の勢力分布や社会情勢、そして居館構造を明らかにするうえでも重要な遺跡と判断され、平成12年に国指定史跡に指定された。
※豪族(首長)居館:豪族の居宅跡で、当時の政治・軍事・経済の中心地。本遺跡の施設規模から、富の集積と強大な政治・軍事力をもつ権力者の存在が想定される。
(「喜多方市文化財ガイドブック」喜多方市教育委員会 90ページより)
古屋敷遺跡より出土した土器 ※写真の転載はご遠慮願います。
古屋敷遺跡 ※写真の転載はご遠慮願います。